クワガノンは、ポケモンサン・ムーン(第7世代)で初登場したむし・でんきタイプのポケモンです。クワガタムシをモチーフにしたユニークなデザインと、とくこう145という全ポケモムトップクラスの特殊火力を持つ強力な特殊アタッカーとして、対戦環境でも高い注目を集めています。
この記事では、クワガノンの基本情報・アゴジムシからの進化条件・種族値・特性・技・対戦での立ち回りを初心者にもわかりやすく解説します。「クワガノンってどうやって進化させるの?」「対戦で強く使うにはどうすればいい?」という疑問に、この1記事でしっかり答えます。
クワガノンの基本情報

分類・タイプ・弱点・耐性
クワガノンの基本的なタイプ情報は以下のとおりです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 分類 | でんきむしポケモン |
| タイプ | むし/でんき |
| 弱点 | ほのお(×2)・ひこう(×2)・いわ(×2) |
| 耐性 | くさ(×0.25)・でんき(×0.5)・かくとう(×0.5)・むし(×0.5)・はがね(×0.5) |
| 無効 | じめん(特性ふゆうで無効) |
むし/でんきの複合タイプは弱点がほのお・ひこう・いわの3タイプとシンプルです。特に注目すべきはくさタイプへの4分の1耐性(×0.25)で、くさ技を非常に受けやすい点が強みのひとつです。また、特性「ふゆう」によってじめん技を完全に無効化できる点も大きな魅力です。
注意:ほのおタイプは対戦環境での採用率が高く、クワガノンの最大の脅威です。相手のパーティにほのおタイプがいる場合は特に注意しましょう。
高さ・重さ・色・性別
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 高さ | 1.5m |
| 重さ | 420.0kg |
| 色 | 黄 |
| 性別 | ♂ / ♀(性別あり) |
| 図鑑番号 | No.738 |
重さ420kgは全ポケモムのなかでも最重量クラスに入る数値です。「くさむすび」や「けたぐり」などの重さ依存の技は威力が最大の120になります。ただし、くさタイプは×0.25耐性で受けやすく、けたぐりはかくとうタイプで×0.5耐性があるため、実際の実戦では思ったほどダメージにならないケースも多いです。
初登場とシリーズでの背景
クワガノンは2016年発売のポケモンサン・ムーン(第7世代)で初登場しました。アローラ地方の固有ポケモンとして登場し、でんき技を操るクワガタムシというユニークなコンセプトが話題を集めました。
特に注目されたのはとくこう145という圧倒的な特殊火力です。むしタイプのポケモムのなかでも特殊アタッカーとして突出した存在であり、でんきとむしの両タイプ一致技で広い範囲のポケモムに対して打点を持てる点が評価されています。ポケモンSVでも現役の強ポケモムとして対戦シーンで活躍しています。
クワガノンの詳細な図鑑情報や歴代の背景については、ポケモンWikiのクワガノンページも参考にしてください。
クワガノンの進化と育成

アゴジムシからデンヂムシへの進化
クワガノンは2段階の進化を経て誕生します。まず最初の進化から確認しましょう。
| 進化前 | 進化後 | 条件 |
|---|---|---|
| アゴジムシ | デンヂムシ | レベル20に上げる |
アゴジムシはレベル20に達すると自動でデンヂムシに進化します。特別なアイテムや条件は不要で、レベルを上げるだけで進化できるシンプルな条件です。アゴジムシはむしタイプのポケモムで、進化後のデンヂムシからむし/でんきの複合タイプになります。
デンヂムシからクワガノンへの進化条件(かみなりのいし使用)
デンヂムシからクワガノンへの進化は、レベルアップではなく「かみなりのいし」を使用することが条件です。
| 進化前 | 進化後 | 条件 |
|---|---|---|
| デンヂムシ | クワガノン | かみなりのいしを使う |
進化の流れをまとめると:アゴジムシ(Lv.20)→ デンヂムシ → かみなりのいし → クワガノンです。
「かみなりのいし」の入手方法はポケモンSVでは以下のとおりです。
- フィールドで拾う:パルデア地方のフィールドに落ちているアイテムとして入手できる(※確認が必要:公式サイト、公式マニュアル、または販売元サポートで確認してください。)
- デリバードポーチで購入する:ショップで進化石を購入できる場合がある(※確認が必要:公式サイト、公式マニュアル、または販売元サポートで確認してください。)
- テラレイドバトルの報酬:レイドクリア後の報酬として入手できる場合がある
注意:「かみなりのいし」を使うタイミングは早ければ早いほど良い、というわけではありません。デンヂムシの段階で覚えたい技があれば、それを覚えてから進化させましょう。進化後のクワガノンでも覚えられる技は同様に習得できます。
育成ポイント(努力値と性格のおすすめ)
特殊アタッカーとして運用する場合の育成設定は以下のとおりです。
| 型 | 性格 | 努力値 | 持ち物 |
|---|---|---|---|
| 特殊アタッカー型(標準) | ひかえめ(とくこう↑) | とくこう252・すばやさ252・HP4 | こだわりメガネ / いのちのたま |
| 耐久特殊型 | ひかえめ | HP252・とくこう252・とくぼう4 | たべのこし / オボンのみ |
| こだわりスカーフ型 | ひかえめ / おくびょう | とくこう252・すばやさ252・HP4 | こだわりスカーフ |
クワガノンはすばやさ45と非常に遅いポケモムです。素の状態では多くのポケモムに先手を取られるため、「こだわりスカーフ」ですばやさを補うか、トリックルームとの組み合わせで活かすかの方向性を決めることが育成の最初のポイントになります。
詳細なステータス計算は、ポケモン徹底攻略のクワガノン図鑑ページも参考にしてください。
クワガノンの種族値と能力

ステータス詳細(HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさ)
クワガノンの種族値は以下のとおりです。合計値は500です。
| ステータス | 種族値 | 評価 |
|---|---|---|
| HP | 77 | 標準 |
| こうげき | 70 | やや低め |
| ぼうぎょ | 90 | 標準以上 |
| とくこう | 145 | 全ポケモムトップクラス・非常に高い |
| とくぼう | 90 | 標準以上 |
| すばやさ | 45 | 非常に遅い |
| 合計 | 500 | – |
とくこう145は通常ポケモムのなかでもトップクラスの数値で、クワガノン最大の武器です。ぼうぎょ・とくぼうも90と標準以上で、1発は耐えながら高火力の特殊技を叩き込むスタイルが得意です。
最大の課題はすばやさ45という非常に低い数値です。ほぼすべてのポケモムに先手を取られるため、すばやさの補完なしには動きにくいのが実情です。この弱点を「こだわりスカーフ」かトリックルームでどう解決するかが育成の鍵になります。
能力値を活かした戦闘での役割
クワガノンの能力配分から見えてくる主な役割は以下のとおりです。
- こだわりスカーフ型特殊アタッカー:スカーフでのすばやさ補完により先手を取りながら、とくこう145の高火力技を叩き込む。最もポピュラーな運用スタイル
- トリックルーム型アタッカー:すばやさ45の超低速をトリックルームで逆転。トリックルーム下ではほぼ全ポケモムより先手を取れる
- 耐久型特殊アタッカー:ぼうぎょ・とくぼう90の標準以上の耐久を活かして1発受けながら高火力で反撃する
クワガノンの特性と技
通常特性(ふゆう)
| 特性名 | 種別 | 効果 |
|---|---|---|
| ふゆう | 通常特性 | じめんタイプの技を完全に無効化する |
「ふゆう」はじめん技を無効化する特性です。でんきタイプのポケモムは本来じめん技が弱点(×2)ですが、クワガノンはふゆうによってじめん技を完全に無効化できます。「じしん」「じならし」などの広く採用される高火力じめん技を受けないのは対戦で非常に大きな強みです。
また、まきびしやどくびしなどの設置技も無効化できるため、場に出るだけでそれらのダメージを受けない点も地味ながら有用です。
夢特性(なし)
クワガノンには隠れ特性(夢特性)は存在しません。特性は「ふゆう」のみです。特性の選択で迷う必要がなく、初心者にもわかりやすいシンプルな仕様です。
補足:特性が「ふゆう」のみに固定されているため、「じめん技を無効にしたい」という目的で採用する場合に安定感があります。特性に関する選択肢がない分、育成の方向性をシンプルに決められます。
覚える主要技とおすすめ技構成
クワガノンが覚える主要な技は以下のとおりです。
| 技名 | タイプ | 威力 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 10まんボルト | でんき | 90 | タイプ一致の安定したメインウェポン。10%でまひ効果あり |
| かみなり | でんき | 110 | 高火力でんき技。命中80のリスクはあるが雨天候下では命中100に。30%でまひ効果 |
| むしのさざめき | むし | 90 | タイプ一致のむし技。50%で相手のとくぼうを1段階下げる強力な追加効果つき |
| ボルトチェンジ | でんき | 70 | 攻撃後に自分が交代できる。パーティの回転を良くするサイクル戦の要 |
| エレキネット | でんき | 55 | 相手のすばやさを1段階下げる。自分より速い相手への対策になる |
| きあいだま | かくとう | 120 | いわ・あく・はがねへの対策打点。タイプ補完として重要 |
| こごえるかぜ | こおり | 55 | 相手のすばやさを1段階下げる変化技兼打点。相手の素早さ管理に |
| トリックルーム | エスパー | – | すばやさを逆転させる変化技。クワガノン自身のすばやさの低さを逆手に取る |
技の詳細な習得方法や全技リストについては、PokéWikiのクワガノン技一覧ページで確認できます。
戦術での技の使い分け
代表的な技構成例を2つ紹介します。
【こだわりスカーフ型】
- ボルトチェンジ:スカーフ型の立ち回りの核。攻撃後に安全に引けるためサイクルを維持しながら有利対面を作り続けられる
- むしのさざめき:タイプ一致のむし打点。50%のとくぼう下降効果が後続への削りにもなる強力なサブウェポン
- 10まんボルト:安定したでんき打点。ボルトチェンジとの選択で使い分ける
- きあいだま:いわ・あく・はがねへの対策打点。弱点カバーとして採用
【トリックルーム型】
- トリックルーム:自分で展開してすばやさ45の低速を逆転させる。展開後は多くの相手より先手を取れる
- かみなり:トリックルーム下での高火力メインウェポン。威力110で多くの相手を一撃圏内に
- むしのさざめき:タイプ一致のむし打点としてカバー範囲を広げる
- きあいだま:いわ・あくタイプへの対策として欠かせない補完技
クワガノンの対戦攻略
弱点・耐性の理解
| 相性 | タイプ |
|---|---|
| 弱点(×2) | ほのお・ひこう・いわ |
| 耐性(×0.25) | くさ |
| 耐性(×0.5) | でんき・かくとう・むし・はがね |
| 無効(×0) | じめん(特性ふゆう) |
ほのおタイプへの弱点が最大のリスクです。対戦環境での採用率が高い「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「オーバーヒート」などの高火力ほのお特殊技はすばやさが低いクワガノンにとって致命傷になりやすいです。相手のパーティにほのおタイプがいたら、素直に引く判断を徹底しましょう。
一方、くさタイプへの4分の1耐性(×0.25)は非常に強力で、「くさむすび」「エナジーボール」などのくさ技をほぼ無効に近い形で受けられます。
バトルでの立ち回り
クワガノンの基本的な戦い方をまとめます。
- こだわりスカーフ型は「ボルトチェンジ」でサイクルを回す:攻撃後に引けるボルトチェンジを軸に、有利対面を作り続けるサイクル戦が最も安定した立ち回り
- とくこう145の圧倒的な火力で相手を削る:スカーフやメガネでさらに補強すれば、多くの相手をタイプ一致技で2発以内に倒せる制圧力を持つ
- ふゆうでじめん技を無効化する強みを活かす:じしんなどの広く採用される技を後出しで受け出せる場面では積極的に活用する
- トリックルーム下では超低速を逆転させて暴れる:すばやさ45がトリックルーム中に強みに変わる。自分でトリックルームを展開するか、味方にサポートしてもらうかでパーティを組む
- ほのお・ひこう・いわ技持ちには絶対に居座らない:弱点3タイプはすばやさの低いクワガノンにとって特に危険。相手のパーティを常に確認して素早く引く判断を
おすすめパーティとの相性
| 役割 | 条件・ポイント |
|---|---|
| ほのお対策 | みず・いわタイプのポケモム(ほのお技を半減・弱点を突ける) |
| ひこう・いわ対策 | でんき・はがねタイプのポケモム(ひこうに強く、いわへの打点も持てる) |
| トリックルームサポート | トリックルームを使えるポケモム(クワガノンの超低速を最大限に活かす) |
| サイクル補完 | クワガノンのボルトチェンジ後に有利対面を作れるポケモムをパーティに組む |
クワガノンの弱点を補完しつつ、とくこう145の圧倒的な火力を最大限に活かせるパーティ設計が理想です。詳しい対戦での育成論や採用構成については、GameWithのクワガノン攻略ページも参考にしてみてください。
クワガノンを含むむし・でんきタイプのポケモムの育成情報は、ゲームの部屋ブログのトップページからもまとめてチェックできます。
まとめ
クワガノン育成のポイント整理
ここまでの内容を簡単におさらいします。
- タイプはむし/でんきの複合。弱点はほのお・ひこう・いわの3タイプ。特にほのおへの警戒が最重要
- 進化の流れはアゴジムシ(Lv.20)→ デンヂムシ → かみなりのいし → クワガノン。最終進化は進化石が必要
- 種族値はとくこう145が全ポケモムトップクラス。特殊アタッカーとして圧倒的な火力を誇る
- 特性「ふゆう」によってじめん技を完全無効化。でんきタイプの弱点を補えるシンプルな強特性
- すばやさ45の超低速が最大の課題。「こだわりスカーフ」かトリックルームでカバーするのが基本方針
- 主力技は「ボルトチェンジ・むしのさざめき・10まんボルト・きあいだま」の構成がスカーフ型の安定構成
むし・でんきタイプポケモンとしての戦略的活用法
クワガノンは、むし・でんきタイプのポケモムのなかでも「とくこう145の圧倒的な特殊火力を軸に、ボルトチェンジで試合をコントロールする」スタイルに特化した特殊エースです。すばやさの低さというわかりやすい弱点がある一方で、それを補う手段も明確なため、初心者でも運用の方向性を決めやすいポケモムです。
まずここを押さえればOK:
- アゴジムシをレベル20まで育ててデンヂムシに進化させ、その後「かみなりのいし」を使えばクワガノンになる
- 対戦では「こだわりスカーフ」でのすばやさ補完から始めると扱いやすい
- 「ボルトチェンジ」を軸にしたサイクル戦術から覚えると、クワガノンの強さを引き出しやすい
- 性格は「ひかえめ」、努力値はとくこうとすばやさに252ずつが基本構成
- ほのお・ひこう・いわタイプが相手にいたら、無理せず素直に引く判断を徹底しよう
次のステップとして、クワガノンと相性のよいみずタイプのポケモム解説や、ボルトチェンジを軸にしたサイクル構成の記事もぜひチェックしてみてください。クワガノンを軸にしたパーティ構成例も近日公開予定です。

